なぐさめのコトバ

たまたま目にした、大切な人を失った方の嘆きの多くに周りの人の「慰めの暴言」がある事に気がついた。
早く元気にならないと故人が悲しむ…って、故人に聞いて来たんか!
もちろんいつまでも鬱いでいたら身体に良くないから愛情で言ってるんだろうとは思うけど、悲しみのどん底にいる時に元気なれと言われてもそんなん無理に決まってる。

不妊で子供が出来ないと言うと「簡単に諦めちゃダメ!」「私の知り合いに○○歳で産んだ人がいる」とか言う人もいるけど、これもホントに傷つく。
いらんお世話だし。
簡単に諦めたかどうか知ってんのかよ!
その人が懐妊出来た事が私に何の関係があんだよ!
と思ったものでした。
一番ブラックホールに墜ちてる時は幸せそうにお腹を撫でてる妊婦なんてみんな死ねばいいと思ってたし。
お陰様ですっかり諦めた今は妊婦も赤ちゃんも微笑ましく見られるし、血は繋がってなくてもメロメロに可愛がってる孫ちゃんたちもいるし乗り越えられてよかったなと思ってる。

最愛の猫が死んだ時に「ご冥福をお祈りします」と言われたのも悲しかったな…
まだ死んだ事を認めたくないのに勝手に祈らないでよ!って思った。

慰めてるつもり…でも、相手には傷口に塩ってコト、結構あると思う。
ちゃんと悲しまないとちゃんと立ち直れない。
どん底まで行かないと浮上出来ない。
だから、最大級の悲しみを抱えた人にがんばれとか早く元気に…って言いたくない。
たぶんお気楽にこういう事を口に出来る人はとても大切な存在を失った事がない人なんだろうなって、そう思う。

孫二号が亡くなった日、息子くんがとうちゃんと一緒に一度家に帰って来て顔を見た時、言葉なんてかけられなかったしな…
もう、言葉なんか出なくて涙だけ。
「何て言ったらいいのか…言葉が出ない。私も本当に悲しいし悔しい」としか言えなかった。
息子くんも号泣してたけど、ちゃんと私に「今まで(一号の面倒を見てくれて)本当にありがとうございました。残念な結果になりましたが、家族4人でがんばります」って言ってくれて、立派だなぁと。

まんまんまん万が一、とうちゃんが私より先に逝ったら私はどうなっちゃうんだろう。
夫で、親友で、一応恋人でもあって、居るのが当たり前で…精神的にも経済的にも依存しまくりの、その人が居なくなったら…
ちゃんと仕切れるかな(T_T)
息子くんに頼りたい気もするけど、彼にとってもとうちゃんはパパで、大切な人なわけだから私がしっかりしなくちゃなんだよねぇ…
あぁ、やっぱり先に逝かせてもらいたい。orz
こればっかりは神のみぞ知る事だけれど。

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